2011年11月号
柏原市民病院に不穏な動き!?

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病院関係者に事情聴取が!?毎年累積赤字で存続の危機!

毎年5億円という赤字が続く柏原市民病院。以前から、意味のわからない能力給、市長によるあやしい医療ミスの補償など、数々の問題を抱えている。そしてこの11月、病院関係者に事情聴取があったようだ。柏原市民病院の中でいったい何が起こっているのだろうか。

意味不明の特別能力給など スタッフ不満で医療ができる!?

11月12〜13日に柏原市民病院関係者A氏が捜査機関から事情聴取を受けた。これに対し岡本市長は「容疑はわからないし、私は何も知らない」と説明したが、病院に対して、なんらかの疑惑があったことは明らかである。
この一連の騒動に関して、以前から、かしわら見張り番に投書が寄せられていた。以下、その内容である。
「柏原市民病院では毎月不透明な能力給が支給されています。『エアコン故障時の対応』『人間ドッグ関係』等で、能力給評価審査委員会が能力給支給対象者を選択しているそうですが、審査委員会の実態・メンバー・内容が不透明なのです。これらの仕事をするのは当たり前のことであり、特別に能力給を支払う事項ではありません。その能力給の出所は税金であり、それを支払っている柏原市民が知れば到底納得のいくお金の使われ方ではありません。
また、そのほかにも『一般能力給』『資格能力給』『委員会能力給』とありますが、毎回支給されているひとはほぼ同じメンバーであり、尚且つ特別な資格を持っていたりもしていません。他の病院ではやって当たり前の業務に対して、柏原市民病院では特別とみなして、昔から勤務している一部のスタッフだけにこのような不透明なお金が支払われ続けています。
柏原市はただでさえ財政難です。不透明なお金を毎月支給するのではなく、病院の壊れた医療機器の修理代に使う、新しい医療機器を購入するなど柏原市民が安心して病院の環境をつくっていくことのほうが先決です。」。

採算がとれない市立病院に対し毎年10億円が市から病院へ

岡本市長は、3年前に柏原市本会議で「3年以内に病院を黒字にする、出来なければ辞める」と豪語していた。しかし、22年度の柏原市民病院の医業収支は、約5億円の赤字である。さらに病院が負担する返済金(特別債3億2000万円など)もあり、毎年、10億円近くが市民病院の補てんに使われる。このままいけば5年で約50億円、柏原市財政を圧迫するという計算になる。
一方、柏原市の税収は低下の一歩をたどっている。柏原の市税が増加して、黒字になっていくのであればいいが、120億円ほどあった市税が現在90億円といわれている。市の人口も7万3000人まで減少、今後、交付金並びに補助金等も減額されていくだろう。
市民の貴重な税金がつぎ込まれているのに、「病院は管理者に任せているから知らん」という岡本市長。天下りと言われる管理者を選んだのは、岡本市長本人である。

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庁舎積立金をくずししながら、黒字?これでは粉飾決算!?第二の夕張市か!?

柏原市の財政が危機を迎えている。今まで黒字であると発表していたが、それは市庁舎建て替えの積立金をくずし、赤字の穴埋めをしていたからである。誰も行かない里山公園などムダな出費を抑えなければ、柏原市は財政難で財政再建団体に陥る可能性もある。

45億円の積立金が16億円に!?震災で交付金がカットの可能性も

岡本市長は、平成22年度の柏原市の財政が7億円の黒字だと発表している。確かに22年度は黒字だが、その要因は、国より5億円の交付金が支給されていたからである。
しかし、今までの「黒字発言」は、建て替えのためにプールしていた「庁舎積立金」という基金を取り崩ししていたからだという事実を認めた。18年には45億円(30億円とも)と記載されていたが、16億円ほどまで減ってしまった。実質、赤字が続いて、「庁舎積立金」をとりくずしていたということなのだ。
23年度に関しては、交付金が支給されるかどうかはなかなか難しいと思われる。東日本大震災による災害復興のために驚愕の財源が必要とされるので、市町村に対する交付金、補助金がカットされる可能性が高い。
たとえ交付金がこれから出ても、少子高齢化による人口減少で交付金や補助金等も今後どんどん減額されていくことが考えられる。高齢化による医療・介護等による経費の増大と多くの問題が山積みとなる。市民負担の少ない豊かな暮らしを考えるなら、「無駄な経費の削減」である。

里山公園よりは近くの玉手山公園を!がら空きの公共施設を統廃合

「無駄な経費の削減」の一つとして、竜田古道・里山公園がある。利便性がなく、訪れる人はまばらだ。このように送迎が必要な場所を、あやしいウワサも聞くNPO法人などに管理させ、数億の経費を使う必要があるのだろうか?それなら、年間11万人もが訪れる玉手山公園に力を入れるべきである。費用も年間2千万円程で、里山公園の十分の一の経費ですむ。玉手山公園を活性化することは、近鉄国分駅周辺の活性化にもつながる。
それから、公共施設の乱立である。JR柏原駅前の栄吉ビル(賛栄商事)にできた「市民交流ひろば」により、「KIホール」(柏原市勤労者センター)「市民プラザ」(JR柏原駅前アゼリア柏原)、「文化センター」(柏原市立図書館)の利用者が減少している。
柏原駅周辺には公共施設がすでに集まっていたのに「市民交流ひろば」ができたのはなぜ?社会福祉協議会の不審な動き、栄吉ビル運営の賛栄商事に毎月30万円支払われていることなど、ナゾも多い。
「数字に強い」と豪語していた岡本市長だが、柏原市は損しないと自信たっぷりに言った「サンヒル柏原」も経営実態は赤字である。果たして来年は利益を生みだすことが出来るのか、お手並み拝見である。

市民の声「放射性汚染がれき処理問題について」

「放射性汚染がれき処理」について、NHK番組「ニュース深読み」で、東京大学アイソトープ研究所所長・児玉龍彦教授や東京大学大学院・森口祐一教授が、「現地処理が鉄則」と発言しています。
児玉教授は、国会で政府の対応の遅れを猛烈に抗議したことで知られ、福島県で除染活動を精力的に行っている人物です。
(児玉教授コメント抜粋) 「セシウムは100年で10分の1にまで減少するので、汚染物質は100年ぐらい持つコンテナに入れ、人工バリア型処分場で保管します」 「自宅での汚染物質はコンテナに入れ、庭があれば、庭に埋めます」 「公共の場所で出たものは、住民の同意を得て、人工バリア型処分場で処分します」 「放射性のゴミの場合は、仮置はなるべく避けていただきたい。各地の自治体において善意で仮置を引き受けてしまっています。これに対しても住民全体の合意で、速やかに仮置から恒久的な人工バリア型処分場に移す処置をして、国は引き受けてくれた自治体の善意にきちんと応えてあげていただきたいです」
その根拠については詳細が以下のサイトに載っています。ぜひご覧ください。
http://savechild.net/archives/8842.html

元気の出るコラム「柏原ぶどうマラソン」ってどう?

最近はあちらこちらでマラソンを楽しむ人を見かけます。おしゃれなウエアに身を包み、さっそうと走る市民ランナーたち、けっこう多いですよね。
マラソン大会もこの秋、各地で開かれましたね。そんな中で私が注目したのが「第1回神戸マラソン」です。テーマは「感謝と友情」。震災復興した神戸から、「災害でたいへんな被害を受けている人々や地域へエールを送るマラソン」で、東日本大震災で被災した宮城県のランナーも参加したそうです。
都会で行う大会は、交通規制や警備もたいへんだけと思うけれど、すごい人気なんだそうです。でもそれぐらい人が集まったら、町おこしのイベントになりますよ!
そこで私が思いついたのが、大和川の川沿いを走る「柏原ぶどうマラソン」!市民向けでなく、全国からランナー呼ぶんです。沿道には、ランナーのために「柏原ぶどう」を置いて食べてもらうんです。柏原ぶどうのPRにもなるし、いいアイデアだと思いませんか?

パトロール

先日、柏原市議会の幹事長会議が行われた。そこで市長から副市長の人事案件が提出された。候補に挙がったのは、過去3回、市議会から否決されたあのM氏である。各会派持ち帰りの案件になったが当然拒否され、議会にかけられることなく、市長が取り下げた。3回目のときは唖然としたが、失礼ながら4回目ともなると、どこか頭に病気でもあるのではと真剣に疑ってしまう。1947年に地方自治法が制定され、二元代表制が続いている。二元代表制とは、その地域の住民が、首長(市長)と議員をそれぞれ直接選挙するシステムである。首長と議員の意見がばらばらで、政策がなかなか進まないという弊害もあるが、それだけに市長の暴走を止められるという利点は大きい。中には市長の案件に賛成した者もいたが、今回の議員の態度は二元代表制を重んじた毅然とした態度で安心した。