2011年3月号
ゴミ収集不当契約解除!私怨と独裁の岡本市政!!

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「浜浦つぶしたる」と公言

自治労傘下の柏原委託清掃労組が、市の不正入札に抗議して1月6日に実施した24時間ストに対して、岡本市長は「浜浦クリーンの契約不履行」と決めつけ、一方的に2月14日から契約解除を通知、法外な違約金を科した。

2月11日、雪の舞う中ようやくゴミ収集を終えた市の委託業者・浜浦クリーンに岡本泰明市長からの契約解除通知が届いた。3日の猶予もなく一方的に従業員から職を奪ったのだ。それだけはない。その数日後、違約金などの名目で2千400万円あまりの法外な請求書を送りつけてきた。
すでに収集代金より約65万円ひかれたうえでの請求だ。ストに対しての請求額の内訳でひときわ目を疑うのは、市職員の人件費(超過勤務手当等)278万円。1日の人件費が、これほどのものとは、いかがなものか。
そして、さらに2年間の「指名停止」処分まで下した。過去に逮捕者まで出した業者が現在も市の業務を請け負っている一方、浜浦クリーンに対しては、手続きを踏んだ24時間ストを理由に即刻契約解除という異常さだ。

浜浦クリーンは、岡本市長の汚職体質を鋭く批判する浜浦佳子議員が市議になる前に役員をつとめた会社。50年にわたってゴミ収集を委託され、その間、何の問題もない業者だ。
それにもかかわらず浜浦憎しの岡本市長は「浜浦つぶしたる」などと言ってきた。契約解除と法外な違約金請求は、私怨による「浜浦つぶし」の実行なのだ。

市長派議員の親族業者を参入させる

岡本市長は、昨年6月に、突然ゴミ収集業務の指名入札を実施。新規指名3業者のうち、2業者は岡本市長にべったりのY・A議員の親や親族が経営する同族業者だった。
入札の結果は、この2業者で全体の半数近くを落札、現行業者の浜浦クリーンは8割以上の減少、カツミ商会はゼロとなった。これに対して、委託清掃労組が、不透明な入札により労働者の人権が侵害されると抗議してストを実施した。岡本市長は、労組を無視、浜浦一社の責任として今回の暴挙に至ったのだ。

「逆らうと何されるかわからない」 岡本市長の周辺

岡本市政には、過去にも数多くの問題があったが、その汚職体質や独裁は一向に改善しない。その原因は、市長周辺から聞こえてくる「岡本市長は恐ろしい。逆らったら何をされるかわからない」という声だ。逮捕者まで出した平成20年の水道工事をめぐる談合事件では、市長の関与も疑われたが、その後責任を追及する者はなかった。

一般市民の被害防げ

私情と利権で動く岡本市長の独裁ぶりは、まるで独裁国家の恐怖政治のようだ。とりかえしのつかない実害を市民に与える前に、一刻も早くこの悪政を終わらせなければならない。

市民から苦情が殺到

浜浦クリーンが突如契約解除された2月14日以降、H社など3社がゴミの収集をするようになって、市民からの苦情が殺到している。ゴミの取り残しが目立つばかりでなく、坂の上からゴミを放り投げたり、タバコを吹かしながらのぞんざいな作業が見られる。住民が注意し ても無視したり、逆に暴言を吐くなど市民の困惑は大きい。 「ゴミ収集は市民生活に直結するため、安易な入札をすべきでない」という地方自治法の趣旨や環境省の指針を無視した岡本市長の独裁市政 の被害が市民生活に及んだ結果だ。さらなる悪化が懸念される。

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岡本市長、演説中に異変

2月23日の定例議会で、岡本泰明市長は市政方針演説中、異常を訴え急きょ演説を中断、議会も一時ストップする騒ぎとなった。ゴミ収集問題では市民から苦情が殺到、独裁市政が大きく揺らいでいる。

岡本財政改革は大嘘!総務省調査柏原市に「わたり」制度

職員給与を実際の役職より高いランクにかさ上げして支給する「わたり」制度が柏原市にあることが、総務省の調査でわかった。これまで岡本市長は「柏原市にわたりはない」としていたが嘘だった。
また同省の調査で、柏原市の職員の給与水準は国家公務員以上で、しかも前年よりも増加していることがわかった。

職員給与は増加!職員給与府下で2番目に高い

これまで岡本市長の独裁的手法により進められてきた行財政改革がまやかしであり、実際はさらに悪化していることが総務省の調査で暴かれた格好だ。
「わたり」の実態とともに総務省が発表したのは、国家公務員の基本給を100として地方公務員の給与水準を示す「ラスパイレス指数」。大阪府の平均は92.7だが、柏原市は101.3と高く、府下の市では橋下知事に名指しで批判された 吹田市(101.6)に次いで2位。
しかも昨年の調査から1.5ポイント増加。このことは、岡本市政の財政改革とは、「市長や市職員の高給には手を付けず、民間業者ばかりに負担を押しつけるもの」ということに他ならない。

批判すると契約解除!業者へのみせしめか

市の業務を請け負う民間業者からは、「この価格でどうやって従業員を養っていけるのか」というh悲鳴に近い声も聞く。しかし、恐怖政治を敷く岡本市政に物申すことはできずにいるのが実情だ。
今回、ゴミ収集委託労組が抗議のストを実施した結果、一業者が即刻契約解除され法外な違約金を請求された。このことは、「市政を批判するとこうなるぞ」という業者への「みせしめ」の効果を発揮した。多くの業者が背筋を寒くしている。