2010年10月号
不正や疑惑のない柏原市政を実現しよう!

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詐欺まがいの改革では破綻 不正疑惑の岡本市長に改革は無理

10月の柏原市議会定例会では、柏原市の財政改革が重要な議題となった。破綻寸前の柏原市の財政を改善するためには、ごまかしをせず、市民に正直に実態を告げ、抜本的な改革に大なたを振るわなければならない。
累積赤字100億円とも言われる柏原病院は柏原市の財政の足を、著しく引っ張っている。市長の公約である「3年で黒字転化」は困難な状況だ。公約違反の責任もあるが、もっと市民が納得できないのが、市職員である「病院管理者」の存在。この役職の年収は1000万円をはるかに超え、しかも、市幹部の再就職だ。これらはもちろん市民の税金。これでは市民が納得できるはずはない。

市幹部の再雇用給与1000万円超

このような「管理者」が、岡本市政になってから増え、今は5人。全員が一度退職した幹部の再雇用だ。税金から支払われる給与は、合わせて毎年6000万円近くになる。
ただでさえ民間に比べて給与の高い幹部職員。退職まぎわにポストを渡り歩き退職金を引き上げるなどの悪弊も伝え聞く。退職後に管理者として再就職して高給を取るなど、民間の常識とはかけ離れた話だ。

市長の暴走止める議会の役割が必要

議会も行政と一丸となって財政改革に当たるのは当然だ。議員定数や報酬の削減という市民の要望にも取り組まねばならない。ただ、議員定数が減り、議会が弱体化すれば、市長の独裁と暴走を許しかねない。これまでの岡本市政を見ると、幹部職員の厚遇や、管理職ポストの増加が目立つ。 自分の後援者に便宜を図ったのではないかとの入札疑惑、これを追及する議員の言論を封殺するなど、独裁的傾向の強い岡本市長である。

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不正や疑惑のない柏原市政を実現しよう!市長周辺の疑惑解決を

柏原市の財政改革を進める上でネックになっているのは、市長周辺につきまとう疑惑の数々である。
平成18年の水道工事に関する談合事件では、9人の逮捕者が出た。逮捕者は すべて業者側であったが行政側にも問題があったのではないかという市民の疑惑は残ったままだ。その疑惑が再燃したのが、今年の一般家庭ゴミに関する入札だった。
岡本泰明市長の後援会の有力者Y氏の関連業者2社が全体の半数近くを落札したのだ 。その2社は市から指名を受けて入札に参加した。ところが、2社とも、公共の事業に参入できるような真面目な業者ではなかった。特に株式会社大紀は、過去に鎌倉市の資源ゴミ収集において大問題を起こしている。

鎌倉市で問題起こし契約解除された大紀

大紀は、鎌倉市の一般入札に参加し資源ゴミ回収を落札したが、一昨年暮れに社内トラブルで回収を放
棄。街には回収されないゴミがいつまでも放置されたままという前代未聞の事態を起こした。
被害を受けた鎌倉市からは契約を解除され、当然、事業費の支払いも凍結された。ところが大紀は、厚顔にも鎌倉市役所を訪れて支払いをするよう迫った。驚くべきは、その席にY・A柏原市議が同席していたことだ。同市議は、岡本市長の有力後援者で、大紀の実質的オーナーであるY氏の実の娘である。

疑惑が目立つY・A議員の周辺

Y・A議員は、かつて議会で一般家庭ゴミの入札制導入を促す発言をし、結果、親が経営する業者が、全体の半数近くを入札した。常識的に考えると「利益誘導」の疑いが強い。さらには、東山の不法投棄、市税滞納、虚偽申請といった市民が首を傾げる疑惑ばかりが取りざたされるY氏と大紀およびY・A議員の周辺である。
岡本市長は、Y氏が自らの有力後援者であるからといって、これらの疑惑を見過ごしてはならない。不正のない市政実現のために、まず解決すべき課題だ。

元気がでるコラム

9月の初旬でした。家庭ゴミの回収ステーションに子ネコが捨てられているのを、回収スタッフの一人が見つけて、私のところまで連れてきました。黒ネコで、わずか10センチほどの小さな体を震わせていました。そのスタッフ、見た目はごつい兄ちゃんですが「かわいそうだ」と、私がネコ好きなのを知っていて連れてきてくれたのです。そのやさしい気持ちがうれしくて、面倒を見ることにしました。
しかし、後日、悲しい話を聞きました。同じ場所で今度は子ネコがゴミ袋の中に入れられていたというのです。