2013年04月号
これでいいのか柏原市! 第2弾
中野市長を公認した「大阪維新の会橋下代表」が教育委員会廃止案。管理を自治体の長に、教育のトップになる!?

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柏原市はセクハラ&体罰の"変態元教師"と報道された人物が教育管理のトップになってよいのか!?「大阪維新の会」橋下氏はこの実情を知っているのか

この3月、日本維新の会は、教育委員会制度を廃止し、教育委員会の代わりに自治体の長が教育目標の設定や教職員の人事を行うなどとした法案の内容をまとめた。「教育委員会制度は機能していない。都道府県や市町村の教育委員会を廃止して、代わりに自治体の長が教育目標の設定や教職員の人事を行う」をはじめとした内容で、日本維新の会は平成25年度予算案成立後に国会に提出する予定であるとしている。要するに教育の権限のトップは、市であれば「市長」、今までの教育委員長を市長が兼任するという内容である。いじめ問題などで明らかになってきた教育委員会の実体、その存続の是非に関してはともかく、これからの日本の将来を担う子供たちの教育を束ねるトップである教育長の任務は非常に重く、それ相応の人物であることが求められる。形骸化している教育委員会にも問題があるが、政治と教育は分離すべきである。

体罰&変態教師と報道された中野市長が教育のトップに立つという柏原市の危機!

中野市長は、選挙前、「週刊文春」に「セクハラ&変態教師」と暴露記事が掲載された人物である。
中野市長は、中学教師を経て、2007年に府議選で初当選、2期目には「維新」にくら替えして当選した。談合、イノシシ問題、年賀状などマスコミにスクープされ、百条委員会設置、一般会計不認定と不都合な問題を起したしがらみのある前岡本市長から推されている上に、「週刊文春」に以下の内容が暴露された。
「中野隆司氏は、中学校教師時代、体罰やセクハラで何度も問題を起こしている」(府政関係者)。(中略)「中野は、頭に血が上ると逆上して何をするかわからなくなる傾向があり、体罰を加えた生徒の祖父からの抗議電話に『覚えとけよ』みたいな脅し文句を吐いていたので、ビックリしたことがある」。(元同僚教員)
「学年教官室で、中野がある女生徒を、学校中に響き渡るほど怒鳴り上げたことがあり、女生徒を失禁させたことを自慢した」(別の元同僚)。女生徒に「やらせろ」と性虐待の言動を発した。
こんな内容を掲載された市長が教育のトップに立つことを橋下代表は知っているのだろうか?

「前のことだ。選挙でみそぎがすんだ」という発言。うそなら、名誉毀損で訴えるべきである。

先日の毎日新聞に神戸のいじめに対して「当時の担任が9年越しに謝罪」と掲載されていた。中野市長は、「前のことだ。市長に当選したことでみそぎはすんだ」と発言したというウワサを聞く。人の上に立つ人の言う言葉ではないと思うが?内容が事実でないなら、正々堂々と「週刊文春」を名誉毀損で訴えるべきである。事実だから、訴えられないのではないか!
「週刊文春」を訴えないのなら、もう一度市民の審判を受けるべきである。
中野市長を支持した17800近くの支持者は、「週刊文春」の件を知っていて支持したという事なのだろうか!?

「維新の会」という勢力にのっかり当選。維新の会・橋下氏は候補者に責任を持つべきだ!

もう一方で、中野市長を推した維新の会にも問題があるのではないか。候補者がどんな人物であるかをきちんと精査して推薦すべきだ。体罰でバスケット部の生徒が自殺した桜宮高校の問題教師には、懲戒免職という断固とした手段をとった橋下徹代表らが、なぜ、「体罰&セクハラ教師で中学校を辞めざるをえなかった中野氏」を公認したのか。
自らの勢力を強化するだけに、「体罰&セクハラ教師」を市長に押し上げる「維新の会」、これで「日本を変えるつもりであるのか。こんなことを容認する「維新の会」に未来はない。

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柏原区長会4名が、市会議員の定数と報酬の削減を要求
大阪府では報酬30%削減を実施。柏原市は、10%にも満たない減額!

この2月、柏原市区長会役員4人が、市長と市議会議長あてに「市会議員の定数と報酬の削減を要求」する要望書を提出した。「適正な人数は12名、現18名は多い」「30%の報酬削減」とする内容である。

市議会定員は12名が適切である

この要望に対して、柏原市議会は、定数1名削減して17名(現在17名と欠員1名)とした。しかしながら大阪府内31市の議員定数及び各市の人口の資料によれば、人口6300人に対して議員1名である。すると人口が7万4000人の柏原市では、議員12名が適切な人数である。たった一人の削減では、市民もだまっていない。

市長の公約は報酬の30%削減

また、報酬に関しては、現状(3月31日まで)の52万円から2万円削減して、50万円にするという回答があったようだ。
しかしながら、要望書もそうであるように、現市長が報酬を30%と公約しているのであるなら当然。市会議員報酬も30%は削減するべきだ、このような小手先の減額など市民をなめているのか。
定数を削減して、報酬をもっと上げるべきであると言っている議員もいるらしいが、税金を払っている柏原市民の年収と比較しても非常勤である議員報酬は高すぎる。
区長会は、議員に対して矛先を向けられているが、柏原市職員報酬、幹部数を精査する必要がある。歳出の多くが人件費である。
今後も区長会等が市政に対して、大いにチェック機能を果たして頂きたい。


年齢なんか関係ない!「日本国憲法を守ろう」の94歳に支援が続々と

「護憲」「戦争NO」「原発反対」 「命を大事に」

昨年末、衆院選埼玉12区から立候補した川島良吉さんは御年94歳。「葬式代」として貯めていた300万円を供託金に出馬、最下位で落選するも、朝日新聞やスポーツ報知など大手新聞社が話題にとりあげたことで、支援の輪が広がっている。

パンクロッカーたちも応援

選挙に出馬するには、供託金が科せられる。ある程度の得票を得ないと、この供託金は戻ってこない。この衆院選挙で川島さんは供託金300万円を失ったが、朝日新聞3月18日夕刊では、札幌市のパンクロッカーが「葬式代カンパ」のための基金を立ち上げ、ツイッターやライブで呼びかけたところ、寄付金が30万円を超えたと掲載された。
震災の被害にあった福島からもカンパがあったという。当選の見込みがないのに、立候補して問題提起をした川島さんの熱意が伝わったことで、励ましの手紙が届いているそうだ。

老いも若きも政治に目を向けよう

前述のロッカーは「自分たちが政治に無関心だからこんな状況を招いた。もっと勉強しなければと思い知らされた」(朝日新聞3月18日夕刊より抜粋)と語ったそうだ。
既成政党の足並みがそろわないことに我慢がならなかったという川島さん、94歳をもって出馬することの勇気には感服する。
いくつになっても挑戦すること、政治に関心を向けること、生活者の立場から声をあげることの大切さを今一度、心に刻みたいものだ。

「かしわら見張り番」からのお願い

「かしわら見張り番」についてのご意見、ご希望等をお聞かせください

5年前の談合事件をきっかけに発行

2009年5月に創刊した「かしわら見張り番」は、その前年に起きた水道工事をめぐる不正入札談合事件がきっかけでした。逮捕者まで出しましたが、柏原市当局はたいした反省の色も見せませんでした。明々白々の談合事件が簡単に続いてしまう、税金の無駄遣いに鈍感な柏原市政では、また同じことを繰り返してしまうと、危惧を覚えました。
オンブズマン制度に基づき、機関紙として本紙「かしわら見張り番」を発行することになりました。

市を見張る市民が必要である

市民の収めた税金の使い方を監視するのは本来、議員・議会の仕事ですが、彼らだけではその使命を十分に果たされないことは、自治体をめぐる不祥事が絶えず繰り返されている事実によって証明されています。
そうであれば、心ある者が市民の立場から情報公開制度や住民監査請求を活用して、不正防止のために活動しなければならないと考えています。

「かしわら見張り番」を今後どうするか

いろいろな市の実情を知り、是正するため、「かしわら見張り番」代表の濱浦佳子が市会議員として議会で発言を続けてきました。が、ご存じのとおり、柏原市長選に出馬するために議員の職を辞したことで、市の情報が入手しにくい状況となりました。
その状況下にあっても、「かしわら見張り番」を存続するかどうか、市民の皆さんのご意見をお聞かせください。ご連絡お待ちしております。
電話 072-977-5502
FAX 072-977-8782

info@kashiwara-mihariban.com